「博多織工業組合」理事長・寺嶋貞夫氏からの、弊社および弊社子会社2社を被告とする訴訟の提起を受け、改めて皆さまに日本和装の思いをお伝えしたいと思います。

日本和装は、「博多織工業組合」に加盟し、博多織の伝統技術・伝統文化を継承していくために組織を挙げて取り組みたいと願っています。


日本の染織は、地域ごとに特色がある文化そのもの。きもの文化を守り伝えていくために、地域のきもの産業を再興したい、生産者をサポートしたいというのが日本和装の思いです。

そもそも日本和装が子会社「株式会社はかた匠工芸」(当時商号:日本和装ホールセラーズ株式会社)を通じて、博多帯の製造販売事業に参入したのは、博多織の技術を消滅させてはならないという思いからでした。

発端は2009年の年明け。古くからお世話になっていた老舗呉服製造卸「株式会社後藤」が倒産。「後藤」が製造していた伝統ある博多織の織機や職人やスタッフの技術を守るためには、その子会社の旧「匠工芸」で博多帯が継続製造できる環境を整えることが必要でした。加盟していた「博多織工業組合」から組合員資格喪失の通知が届いたのは、日本和装が行動を起こした後のこと。すぐに日本和装では、「博多織工業組合」を訪問し、新たな「匠工芸」の工場や織機、職人・スタッフは以前と変わっていないことを伝え、日本和装子会社として「博多織工業組合」への加盟をお願いしました。
しかし残念ながら、明確な理由を示されることなく断られ、日本和装では、やむなく『博多帯』として製造を開始。その後も再び「博多織工業組合」への加盟を申し込むなど、歩み寄りを模索してきました。

くわしい経緯はこちらをごらんください。

今、きもの業界全体は不振にあえいでいます。同じ業界に身を置くものとして、きもの文化の再興や存続を願う志は同じはず。ともに頑張っている生産者を応援していくことはできないでしょうか。お互いに協力し合えれば、きもの業界をもっと盛り上げていくことができるのではないでしょうか。同じ業界の中で手を取り合えない現状を残念に思っています。

こうした状況ではありますが、日本和装は変わることなく、きもの文化の発展を願い、地域産業の振興と担い手のサポートに尽力してまいります。

2011年5月 日本和装ホールディングス株式会社